ジジョロン

「そろそろ本気だす」といい始めてからが本番だ

山口県下関市「春帆楼」

平成30年12月20、21日、第31期竜王戦七番勝負第7局は、愛知県名古屋市山口県下関市「春帆楼」(しゅんぱんろう)で行われました。

本局は歴史的な一局でありました。防衛側羽生竜王、保持するタイトルが竜王位1つとなり負ければ無冠。勝てばタイトル100期達成という勝ち負けの結果が今までのタイトル戦とは重みがね、違ったよね。

久しぶりにタイトル奪取に手をかけた挑戦者広瀬八段の精神力が今思えば凄かったなと。おそらくこのシリーズは羽生勝て!の声が大きかったんじゃないかな、なにせタイトル100期だもんね。それに絶対王者(とはいえすでにタイトル1つだけになっている時点で衰えてはいえるけれど、普通の棋士はタイトル挑戦にだって届かないのだからそれで衰えているとはひどい話なのだけど)が無冠なんて信じられなかったものなあ。だって平成の間ずっとタイトル持ってたんだよね、羽生善治さんって。

将棋の内容としては先手を握った広瀬八段が角換わりを選択、ねじり合いの果に、終盤羽生竜王の落手が出て将棋としてはあっさり終わった印象。

将棋世界 2019年6月号の熱局プレイバックでは4位にランキングされています。内容よりも歴史的な評価だと思います。

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「春帆楼」(しゅんぱんろう)、HPの歴史を読むとなかなか面白いですね、命名は伊藤博文、名物はふぐ料理、ふぐ料理公許第一号で全国にあちこち支店をもち、オリックス・グループ所属とのこと。ふーむ。

海を眺めることが出来る絶景に位置し、ふぐのフルコースとか美味しそうだけどうん、結構するね…。

www.shunpanro.com

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