【女流将棋棋士】室谷由紀女流二段が激烈強くなっている件【かわいい】
おはようございます(^_^) 今日は岡崎将棋まつりです! ムロムロ対決にむけて気合ばっちしの由紀ちゃん♡ pic.twitter.com/8kCN0VxyF7
— 香川愛生@1/24マイナビ女子オープン (@MNO_shogi) 2014年4月27日
2年前、覚醒前のむろやん。勝又先生いい味出してるなあ。
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将棋大好きときんです。おっす!指すのも観るのもイケル口です!
今、日本の将棋界では(日本にしかプロない)現在ウルトラ殺伐とした空気が流れています…。将棋好きじゃなくても最近チラホラ耳にしちゃってるかもしれませんね…。長年将棋ファンとして将棋界をウォッチしておりましたけど、これほどのスキャンダルは初めてかもしれません。
けど、まあ今回は触れないよー!
暗い話好きじゃないので今回はスルーだよー!
というわけで!この記事では棋力向上が著しい室谷由紀女流二段の活躍っぷりを紹介します。
目次
最近の女流棋士は綺麗な人増えたね
近頃特に増えている気がするんですけれどね、ビジュアルといいますか外見のよい、平たくいえば美人な女流棋士。最近ですと竹俣紅を筆頭に、山口恵梨子、藤田綾、香川愛生(段位省略)などその中でも引けをとらないルックスを持つ室谷由紀女流二段。
しかしそうじゃない。
違うそうじゃない。
今回私が取り上げたのは先日をかの里見香奈四冠に見事に勝利したからなんですよ。
室谷由紀女流二段って誰?
関西出身で、現在は武者修行(棋力向上)のために関東に移籍し、腕を磨いている現在23歳の女流(将棋)棋士。プロ入りは17歳で、師匠はすっかり大御所となった森信雄七段門下、最近映画になった「聖の青春」の主役、村山聖の妹弟子にあたります。
振り飛車党の中でも何でも指すタイプ。研究を比較的重視しているのか、振り飛車の最新形を指しこなしています。筋がよく本筋に手が伸びる正統派なんだけど、中終盤の読みに自信がないのか萎縮する傾向があって負けるときは腰から砕けるような、自分から悪くしちゃうような感じでした。
最近の成績
今期は、29戦して19勝10敗(0.655)。昨年は34戦22勝12敗(0.647)、おととしが27戦15勝12敗(0.556)なので、昨年から結果がついてきたんですよ。
事実昨年は、初のタイトル戦出場を決めました。加藤桃子女王(女王はタイトルの名前です。凄いですよね)に1勝3敗で残念ながら奪取はできなかったのですが、棋譜を見た感じ、室谷女流の全局作戦勝ちだったと思うんですよ。それを中終盤でうちゃられ続けてしまってね…。観戦してて本人も無念さをひしひしと感じました。
そしてそれがとうとう実を結ぼうとしています。
何が変わったのか
えーっと、ですね、実際棋譜画像くっつけて説明してもいいんですけれど、マニアにしかわかんないと思うので割愛!(めんどくさいからじゃないよ!)
将棋というゲームは最後にミスをしたほうが負ける、といわれているんですけれど、これがなくなったんですよ。これ結構驚きなんですね。将棋ってゲームの特性で、終わりに近づけば近づくほど持ち駒を持つケースが増えるんですが、これによって選択できる手数が超絶増えるんですわ。思考する量がどんどん増えるのよー。しかも終盤とか持ち時間といって考える時間も少なくなっている上に、長時間の対局で疲れがピークになっているさなかなんです。それでミスするな、というのが無茶な話で、これは男性プロでも至難の技なんです。
だけど室谷女流はその力をつけたんです。自分も将棋を指すので分かるのですが、その苦労は並大抵ではないと思います。
具体的かどうかはわからないですが、緩急を覚えたのかなと。将棋の指し手には「流れ」というものがあって、力が均衡している相手だと一気呵成で攻めつぶすことなんてまず無理で。なので、少しずつチャンスを広げて、いける、と踏んだら踏み込むわけですけど、踏み込んでみて、あと一押し足りない、というときに今までは読み切れないまま、自滅の手を指していたんですよ(これ、今伸び悩んでいる、香川女流がずばりそういう状態です)。ところが、我慢するようになった。
厳しい手だけでなく、一呼吸置いてチャンスを待てる心の余裕を持てるようになった、それはおそらく厳しい練習対局の末にたどり着いた境地なのかもしれません。自分の読みに自信を持っているのだなあ、と感じます。
彼女の指し手は解説する男性プロの第一感とほぼ一致するまでになっています。これは女流の中でも早々いないのではないかと思うんです。
今期初めて里見四冠に土をつけた
で、その進化・進歩を確信したのは先日行われたタイトル戦、室谷女流としては2度目のタイトル戦第1局。相手は史上最強との呼び声の高い里見女流四冠で、今期の成績はまったく意味不明な13戦全勝。いやいやいや、いくら強いいうてもそりゃチートやで、というぐらいの強さだし、タイトル防衛戦観戦してても、一方的過ぎて相手が気の毒なぐらいなんですよ。今三段リーグで苦労してますが、というか三段リーグで戦っている相手なわけですよ。
ちなみに室谷女流は里見に対して4敗、1度も勝ててない。
まあ、ぶっちゃければ勝てるような相手じゃないですよ、里見女流は。本当に本当に強いそんな相手。特に彼女の鬼の終盤力は、男性プロでも予測できない切れ味というね…。
とまあ、そんな相手に室谷女流は完勝したんです。
私から見てもそうですが、プロから観ても悪いところはなかった、ということですからこれね、凄いことなんです。
まとめ
……凄い凄いしかいってませんが、とにかくむろやんは強くなった!見事だった、これらからも応援するよー!ということです。
藤井先生に撮っていただきました〜(*^^*)🍒藤井銀河と藤井新四段! pic.twitter.com/OR3Sse1Qvi
— 室谷由紀 (@muroyan_y) 2016年10月2日