ジジョロン

「そろそろ本気だす」といい始めてからが本番だ

藤井聡太30連勝阻止をかけて戦う佐々木勇気を紹介する

Wikiや日本将棋連盟のHPで基本を押さえて欲しいところですけど! そっちのページに飛ぶのめんどくさい、って人のために書いておくと

  • ジュネーヴ生まれ埼玉育ち
  • イケメン(可愛い系)
  • 22歳(若手)
  • 強い
  • 五段

そんな棋士です。まずいきなり、ん?となりますよね。ジュネーブ生まれってとこ。当時親がフランスに住んでいたのだけど、出産するならスイスのほうが施設いいらしいよ、ってことでそっちで産んだそうです。なので生まれスイス。似たような?棋士に郷田大好き金井恒太六段がいます。彼は生まれがウィーン。まあ関係ないですけど。

彼の動画像も近頃あちこち出回ってますが、イケメンですわねえ。近頃の若手棋士は比較的イケメンかつ強い棋士が揃ってて絵になるんですよ。タイトル戦に登場した、中村太地六段、今棋聖戦を戦っている、斎藤慎太郎七段などが代表でしょうか。昔でいくと郷田真隆、真部一男なんてのは映画俳優さながらの美男子でございました。強かったし、なにより絵になる。いや普通の棋士たちも考えてる姿は本当に尊く感じますけれどね。

で、若いのですが強い。今回藤井四段とは竜王戦トーナメントで戦うのですが4組優勝です。竜王戦はクラスが1組~6組に分かれており、各組の優勝者が決勝トーナメントに進むことが出来ます。各クラスの上位者が上の組にあがることができます。スタートは6組です。上の組には猛者しかいないのですがメリットがあります。1組なら5位まで決勝トーナメントに出場することができるんですね。2組なら2位まで出られます。3組以降は優勝者しか出ることが出来ません。

で、佐々木勇気は4組で優勝し決勝トーナメントに登場し、5組6組優勝者対決を制した藤井四段と激突するわけです。

佐々木勇気の期歴

あんな涼しげなイケメン棋士な佐々木勇気ですが、棋歴も大変素晴らしく将来のタイトルホルダー候補といってよいでしょう。事実、前期はタイトル挑戦者の一歩手前まできています。

小学4年で小学生将棋名人戦で優勝したのは渡辺2冠以来2人目ですし、プロ入りが16歳1ヶ月!藤井が凄すぎてかすんで見えますが相当なエリートです。3段リーグが復活して藤井(14歳2ヶ月)、渡辺(15歳11ヶ月)に次ぐ3番目の年少記録なんですよ。つか実は中学生プロにチャンスがあったみたいですわ…。うひー凄い。

以降、毎年高勝率で現在 0.6797 だから高いほうですね。

佐々木勇気のよさ

将棋が強いのはプロでは当たり前なので、私のような古くからの将棋界ファンは棋士の人となりについて興味を持ちます。で、彼のよさ、というか惹かれる点は、将棋に対して一途なところ。考えるより先に行動に出ちゃう、発言にでちゃうところ、とでもいいましょうか。

将棋のためにタイトル戦の現場に現れることも多く、中継の発達した現代では自宅で最新の将棋を観戦することが容易になったためプロでもなかなか将棋連盟会館や、タイトル戦の旅館へ対局を見に行く人は減ったようです。プロの将棋は人対人の対決なので、勝つためにはその場の雰囲気を肌で感じるというのは重要なことなんですよ。棋譜を見ただけではわからない凄みってのがあって。実際盤を挟んで相手と対峙しないと気が付かないこともあるんですよ。そういうところをきっちり足を運んで吸収しようとする姿勢。

対戦が決まる前にも確か1回訪れたとか、藤井戦の解説をしていたときに話ていたように思います。勝つために自然に努力が出来る姿を尊く感じます。

天真爛漫さ

思ったことをいっちゃうところがあって。以前電王戦に大好きな永瀬戦(これはあとで触れます)の解説をしたことがあったのですが、何故佐々木勇気がコンピュータと対戦しなかったか、ということについて、本音のどんどんぶちまけていく姿をあっけにとられながら観られた方もいらっしゃったでしょう。

コンピュータ対策に費やす時間を使うなら、上位棋士の対策に時間を割いたほうからいいから、出場を断った、なんていうのはうわべの理由で、本当はコンピューターに負けるのが怖い、嫌だった、ということぶっちゃけましてね、生放送で。いやそれ出場を避けた全棋士の本音やけどそれいうのは格好悪いから、ごにょごにょ言い訳していたのに、ほんとのこといっちゃうのだものw。そりゃファンになりますわ。苦悩をさらけ出した姿は痛々しくもあり、でもファンには誠実に対応したい、という姿勢にやられますよね。

永瀬好きすぎるやろ

小学生のアマチュア時代からずーーーーっと鎬を削ってきた永瀬拓矢六段と仲がいい。VSと称する1対1の研究をよくやっているようで、そのいちゃいちゃぶりは、兄弟子である勝又清和六段のツイートをみれば一目瞭然であり、なんつーか親友というか戦友というかさ。奨励会時代、周りが負けて退会していくなかでも彼らは歯を食いしばって修行に励んで乗り越えたわけやん?でさ、今後2人がさらにレベルアップしてタイトル戦で激突する日が来たりしたら、ファンとしてはテンションマックス!絶対、タイトル戦のホテルに押しかけたい気持ちでいっぱいです。

なので、まあ、今回藤井戦で勝負するわけですけど、佐々木勇気のキャラも是非理解してファンになってもらえると嬉しいです。 対決は明日の7月2日です!

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