半田畔「人魚に嘘はつけない」読了
※8月23日に書いています
フォローさんが褒めていたのをぼんやり覚えてて、先日博多キッテのHMVを散策していたら、あーそういえばおススメ本あったなあ、って題名どんなんだったっけ?とそこから記憶を穿り返しながらさまよい、「は」行の棚で発見。
プチファンタジー、プチ御伽噺、プチ青春、プチ感動本でした。登場キャラの苦悩がどうにも浅瀬でぱちゃぱちゃ遊んでいるような手ごたえで、いやもっと踏み込んでくれよ!ってなった。全員みんないい人だし(人じゃないのもいるけど)、キャラごとに悩んではいるけれどさあ、わかんない。
読み手の私がおっさん過ぎて、その程度の悩みwwwwwwwとか思っちゃうのがよくないのかもしれん。本を読みなれていない中学生なら感動するかもなー。でも今の漫画なんかよりえぐってくるものあるし、小学生でもちゃんと読めてる人もいるし、うーん、そういう意味では中学生から本を読んで見よう!と決意した人だと感動できるかもしれない。
なんつーかもっと深く深く思い悩んで欲しかったし、人魚も活躍して欲しかったし、嘘を見破るスキルの活用、もっとできたんじゃないのか、っていう。もっと面白くできたんじゃないのかー、っていうもったいなさ感をずっと引きずったままの読了となりました。