最低限の気遣いついて
何度いっても理解しないので仕方ないのだけれどうちの嫁は挨拶が出来ない。私に対してだけなんだけど。不思議で仕方ない。
朝起きてこっちからおはようといってもスルー。今から帰宅するとLineを送ると一言目には大抵仕事の愚痴が送られてくる。
私からは「お疲れ様です。今から帰ります。」と定型ではあるけれども労いを一言挟んで要件を伝える。TPOです。状況に応じて語る挨拶ってもんがあるよね。親しき仲にもさ。
娘が嫁の真似をして挨拶をしない子になってはいかん、と思い気をつけて私は挨拶を小まめにしている。お陰で娘は誰に対しても礼儀正しく挨拶する。よかった。
あるとき耐えかねて、なぜ挨拶出来ないのか?と問い詰めたことがあって。そのときの回答というのが「あなたと私は精神的に近くいる意味同化してる。なのであなたへ挨拶するというより自分自身に挨拶することになる。そんなのおかしいからあいさつはしないし、できない」といったようなことを語り、あー、ほとんとよくまあ生きてこれたなって思う。
世の中にはいろんな人がいろんな精神構造をもち、結構ギリギリに社会を構成してるよね。つくづく思う。
まあこんな人がそばにいるので他人のちょっとした心遣いだけで思いの外感動できるのです。これぐらいの余禄がないとやってられんわ。