異世界作品が増えるの分かるよ
異世界作品の世界観は作者が夢見たワンダーランドをてんこ盛りで表現するにはうってつけ。現実物語より法的性的な制限が緩くてもお目こぼしされやすいもんなあ。つくりが甘くても格好はつく。
背景となる世界観は、ゲームや小説の普及によってバックボーンが共通化しているから取り立てて説明する必要もなく、「背景を書きこむ」なんて作業がいらないからさくっと物語を始めることも可能で。
キャラも造形がどこかでみたような容姿、口調ばかりなのは逆に言えばそのあたりも共通化が進んでいる証拠かな。でもやっぱりキャラ名のかぶりだけはなんとかして欲しいとは思う。
異世界にいって活躍したい、という気持ちは現実世界が辛いが故の反動だと思うし、これらの作品があるからこそかろうじて現実社会をやり過ごすことができる、ともいえるかな。
やっぱり現実はしんどいもんなあ。そう簡単にもてもてにならんし、いきなりスキルが身につくこともない。コツコツやって初めてどうにか身につくってなもんで、そうするとはやり現実はクソゲーってのもあながち間違いじゃないし、異世界に憧れるのも分かるし、消費したいのも理解する。
まあでも現実とはどこかでやりあわないとあかんので、異世界作品で英気を養ったらまたそっちの世界できばってくれな。