無題
最近どうも坂口恭平にやられていて、ここ半年ほど常に彼の本を携帯して時間があると目を通す日々を過ごしている。 なんでなんだろうな、と思うに単純に憧れてる部分があるんだと思う。
例えば会社に通わない、やりたいことをやる、本を書く、行きたいたいとこへ行く、家族がいる、 友人がいる、音楽を演奏する、いろんな人と繋がりを持っている etc …。
一見すると、自由気ままに生きているように感じてしまう。得に時間が自由に使える(ように見える)のは ただただ羨ましいなと。
一方で、彼は社会人としては大きく逸脱して欠落している部分があって。 他の人同じようにできない、躁鬱が激しい。
特に躁鬱に関しては自分にとっては縁遠いためその苦しみが文章でしか体験出来ないから、どれほどの苦しみが重なりあって 今の彼を形作っているんだよね。
それを今、自分が引き受けることが出来るのか、と言われれば無理!だから、まあ、結局 坂口恭平はなるべくしてなった、ということなのだろう。
羨ましいばかりいってないで、行動したらどうなんだ俺、っていうのはあるな。
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キーボードを叩いて紡ぐ言葉にどれほどの力があるのか、ってことを思うと、 最近感じるのは、書いたものに署名があると、随分と受け取られ方が違うんだなってこと。
例えば、「きみ可愛いね」って言葉も、福山雅治がいうの普通の男性がいうのでは 受け取られ方が大きく違う。
「但しイケメンに限る」というフレーズもそういうことかなと。
本だって音楽だってなんだって、よほどそれ単体が魅力的な内容じゃないと浸透しないんだなとか思うのよ。
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私の好きな作家に松尾スズキっていう九産大出身の劇作家がいて、 彼はダメ人間をそのまま受けれ入れる度量がある人だと思うのですけれど、 お芝居とか演る人はたぶんそういうことしか出来ない人がやるべき、とかいってて。
器用になんでもこなせる人もいるけれど、おそらくそれは表面をなぞるようなものになってしまって
それしか出来ない、のかどうかは実際わからんのだけどたどり着いたらそれにしか生きるすべがない、 という人がやるべき。
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ライスワークとライフワーク
んー、ライスワークとか書くといかにもダジャレっぽくて好きじゃないんだけどw 生きるためにお金稼ぐわけでして、何もしなくても飯食えるなら、わざわざ会社になんか行かない。
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