ジジョロン

「そろそろ本気だす」といい始めてからが本番だ

自分の課題を自分で消化しない人はいつまでも「幸せ」にはなれないなと感じた話

娘を留守家庭(学童)から迎えにいった道すがら、娘が学童の先生から褒められたことを自慢げに話した。

先日2月のお誕生日会というのが催されて、娘も2月生まれなので今回は祝われる立場。誕生日の人は優先して配られるケーキの種類をチョイスできるのだけど、誕生日の子が選ぶケーキの種類が何故かチーズケーキに集中してしまい、娘はそれなら、といって別のケーキを選択し、「絶対チーズケーキじゃないと嫌だ!」という女の子に譲ったそうだ。

その一部始終を見ていた学童の先生が娘の態度に感銘し、褒めてくれたとのこと。

我が家の場合、親2人に子1人。大抵娘にとっては思い通りにいく。そしてほぼ100%私が折れたり譲ったりするわけなんですよね。娘は私のことをリスペクトしているので、そういう態度に憧れてて、譲ることをしたようです。もっとも娘にとってそもそもケーキはあまり好きではない、ってこともあるので譲ることに躊躇することはなかったらしい。

まあへんにこじれて学童内の人間関係を壊す必要もないし、まさに「和を以て貴しとなす」という日本的な解決方法です。素晴らしい、というわけで私も娘を褒めました。

そしてもし例えばケーキでどうしても譲れないとかあったら半分こする、とかいろんな解決方法があるよね、けんかして楽しい時間を無駄にするのはもったいないよね、という話をしました。

で。

まあそんな話を知合いの女性にしたところですよ、彼女は烈火のごとく怒り出しまして。

曰く、

  • 我慢するのはよくない。やりたいことを主張すべき
  • そうやってやりたいことばかりやっていった子が、得をする世の中
  • 我慢させられたっていいことなんかない
  • 子供を我慢させる教育は、卑屈な子供になるからやめたほうが
  • 人はわがままに生きていい、やりたいことをやるべき!

などと鼻息が荒かったw。

さらに彼女がいうには、自分は親からずっと我慢させられてきた。やりたこともせず親の言うとおりにやってきた。好きなこともやれず、後悔している。だから女の子は親のいうことや世間のいうことなんか無視してやりたいことやればいいんだ!

とかいってました。

娘はべつにどうしてもケーキを食べたかったわけではないので、主張もなにもないのです。欲しい人に譲って丸く収まった、ってだけの話で。

ただそれだけの娘を褒められたという親ばか話を世間話としてふっただけでこれだけの負の感情を爆発させるのですから、うーん、人生生きづらそうだなあ…って言葉しか浮かばなかったです。

「自己主張も大事だよね」って話は当然ですし、周りに強要されたり自分の意思ではないにも関わらずいやいや譲った、とかならまだ彼女の言い分も分からなくはないのですけれど、そんな要素皆無ですからね…。

適当な相槌で場を収めて電話を切りましたけれども、なんといいましょうか、「嫉妬はみっともない」という気持ちそして、ご本人自身、主張していることがまったく出来ておらずいまだに引きずっているのが「哀れ」だなあと感じました。そして話を聞かずすぐ自分の話題に寄せて自己主張してしまうところが「うざい」なあと。

私には「自己主張」できるのですから、しっかり現実に向き合って欲しいですね。

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