ステーションライブラリ
って今はいわないのかな。 ググっても希望の情報がヒットしないんだけど。
帰省する際に利用する駅の一つに筑前大分という駅があります。 博多駅から桂川駅へ向かうのですが、ここで降りると560円。一つ前の筑前大分だと460円。 駅からは結局車で迎えに来てもらうほど遠いのですが、折角なら安いを利用するわけで。 しかも筑前大分でも快速が止まるのでね。
で、この筑前大分駅、小さくて無人駅ではないにしろまあ小さい。 そんな駅なんですけれど、改札口を入ってすぐ右手に中学生くらいの背丈の 本棚があって本を借りれるようになっている。
ステーションライブラリ、と昔いわれていたやつだ。 好きな本を勝手に持って行ってよし、読み終わった本などを勝手において行ってよし、っていう。
昔は新古書店もなく、読んだ本の処分は廃品回収や焼却しかなかったわけで、 でも本をそのように扱うのは忍びない、って人向けかつ、スマホなんてなかった頃は 列車に乗ってても暇だろうし、その暇つぶしに本を、という需要があったんだろうなあと想像します。
今では列車の暇つぶしといえばスマホいじりが大多数かもしれませんね。
実家に列車で帰るときの楽しみはこのステーションライブラリなんですよ。 どんな本がラインナップされているのか。
ある棚にはミステリーがまとめておいてあったり(ディック・フランシス多め)、 昔のベストセラーだったり、ライトノベルもあったので学生も利用しているのかな。
今回の帰省では山際淳司の名作「スローカーブを、もう一球」があったゲット。 代わりに付箋の沢山ついた坂口恭平「現実脱出論」を置いてきました。
こうやって懐かしい本、知らない本に出会える愉しい場所、なんだよなあ。 いつまで残ってくれると嬉しいです。
他の駅にもまだ残っているかな?
- 作者: 山際淳司
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そうそう、この「スローカーブ〜」の前の持ち主の記述があるんだよ。17年前か...。子供なら高校生の年月やで!