「国が派遣切りされた30歳無職を本気で殺しにかかってきている」かどうかは自分で決めればいいよ
ネガティブ思考する人の気持ちがわかりません。トキンです。
を読みました。沢山はてブもスターも付けられており、経済的に苦しい無職のうさぎたんさんにとってはブログ飯として価値のあるエントリーだったことかと思います。どこまでがノンフィクションかは分かりませんが、ブラック企業勤務の社畜さんのルサンチマンを刺激する炎上案件といえるでしょう。
内容をこちらで要約致しますと、
- 30歳で派遣切りされて住民税が払えない
- 国の制度である、消費税、年金、失業手当が低所得者(=若者)に厳しい
- 企業に入っても若者はそれなりの給与が貰えない(苫米地英人本の受け売り)
- こんな時代に生まれた不運
- つらい若者に国は支援して欲しい
- 権力を握っているのは団塊の世代で、彼らは「自己責任だ」といって若者を切り捨てる
- 再チャレンジできる制度が欲しい
つまり再チャレンジできる制度が乏しいから、それなりの給与が貰える職につける機会もないのでやる気が出ない、国よ、ふざけんな、ということかと思います。
で。
私がこれを読んだ感想はといいますと、
殺しにかかってこられようが、それに従う義理はない。大いに裏切ってやればええやん、
ということです。
目次
- 自己責任は半分はあると思うけど国も半分ぐらい悪いし支援して欲しい気持ちは理解する
- こんな時代に生まれたのは不運かもしれんが不幸かどうかは自分次第ではないか?
- ネガティブな言葉は本人の肉体や精神に影響する
- お金がないなら節約だよ
- 30歳どころかいくつになってもやれることはあるし、ただやればいいのでは?
- そして彼に対して「自己責任なんだから自業自得」だとコメントつけていた人にもいいたい
自己責任は半分はあると思うけど国も半分ぐらい悪いし支援して欲しい気持ちは理解する
団塊の世代が数の暴力で好き勝手に社会を改変してしまって、未来の世代が受け取るべき富を自分たちで消費しようとしているのは私達の世代も感じていますし、その下の代である無職のうさぎたんさんも意識されていますね。その点については私も怒りを覚えます。こんな制度にしやがって!と。
一方でリーマンショック以降続く不況、デフレの時代に、自分の親の世代のようにコツコツ働いていれば老後まで問題なく過ごせることはない、ということも分かっていたはずで、派遣社員時代に自分のスキルやコネを増やすを努力をしておかないと、後々困ることになるという意識を持てなかったのはご自身が書かれている通り「自己責任」な部分です。
公平に見て、私は自己責任と国や周りの責任は半々程度なんじゃないかな。仮に自己責任が100%だ!といわれたところで現実は変わりませんし国が全部悪いんだ!って話になったと今更な話なわけで、どちらのせいにせよ、無職なことに変わりはない。
原因(過去)に拘ったって現在は変わらない。まーそーかもねー、ぐらいにしとけばいいと思います。
こんな時代に生まれたのは不運かもしれんが不幸かどうかは自分次第ではないか?
この時代に生まれたことを今更変えることはできないわけで、不運とご本人が感じるならそれもよいでしょう。でもそれが「不幸」かどうかは本人の心掛け次第です。
仕事を失ったことで新しい仕事に巡り会えるかもしれないじゃないですか。それが天職だったりするかもしれません。
あるいはこのまま同じ派遣会社にいたらもっと惨めな境遇になったかもしれない。30歳で仕事に対する取組方を変えたほうがよいのでは?というお導きだった可能性もあります。
ない可能性もあります(ないのかよ)。
ですが、自分の気分のいいように都合よく解釈して誰が損をしますか? 自分が得するだけです。丸儲けじゃないですか。恨み辛みで無駄な時間を過ごすよりよほど有益なことです。
ネガティブな言葉は本人の肉体や精神に影響する
ネガティブな言葉は知らず知らずに自己暗示をかけることと同じです。国が悪い、俺は悪くない。文章を読むたび思い出すたびに負のフィードバックが蓄積されていき、確実に不幸へと突き進んでいくことになるでしょうし、似たような人が近くに集まってきますよ。
ですので、先程書いたように、不運だったかもしれないけど今後生きていく上でこの経験がプラスになるように、逆にクビになってラッキーだった、ぐらい自分を鼓舞したほうがよいです。見苦しくないですし、周りも応援しやすくなります。
お金がないなら節約だよ
無職でお金がないのは当たり前です。節約!節約!節約!です。自助論でも
節約こそ自助の精神の最高表現
であるとしています。
衣食や生活上の満足はもとより、自尊心や自立心など人間に有意義なものを与えてくれるの、やはり金の力なのだ。 だから、貯蓄は困窮に対する砦である。貯蓄によってわれわれは生活の足場を固められるし、暮らし向きが好転するまで希望を失わず快活に生きていける
どんなにお金がない、といってもネットする額はあるのですからそれ以外は極力切り詰める努力も必要かと思います。治験で暇潰すのに wifi ルーターなど借りず、図書館に行って本を借りてくればよいではありませんか。
30歳どころかいくつになってもやれることはあるし、ただやればいいのでは?
年齢に拘っているようですが、関係ないです。低所得者でしんどいなと思うのなら誰だって勤勉に働くべきでしょう。自分の適正を見つめ、可能性のある仕事にチャレンジしたり資格を身に着けたり積極的に果敢に人生を攻めたほうが楽しいです。
国がなにかしてくれるの待っていたら年老いて死んでしまいますよ。
そして彼に対して「自己責任なんだから自業自得」だとコメントつけていた人にもいいたい
いつ彼のような立場に追い込まれるかどうかはわからないのだから、きつい言葉だけじゃなく励まして欲しいです。
自業自得と他人を断罪する人は、逆に断罪されても仕方ないと思います。いつまで断罪する側にいられると思いますか?
例えば交通事故に巻き込まれて、今の仕事ができなくなる可能性が誰にもあるわけです。そんな目にあっても「自業自得」だと彼を責めることができるでしょうか。
私はもっと、誰しももう少し余裕を持って生きていけばいいのになあ、とつくづく思います。
ワンミスで人生に浮上の目がないとか無理ゲーですものね。
エンジョイ!!