幸田露伴的勇気の鍛え方
そもそも勇気とは「物怖じせず立ち向かう気力」のことなんだけど、 幸田露伴曰く、人間の勇気にはさまざまな性質と段階があるが、動物にもあるような勇気は尊重しない。
われわれにとって勇気が重要なのは、現在の生活をよくし、将来の進歩向上に役立つものだからで、いいかえれば、現在および将来の生活に緊密なかかわりのある勇気だけが重要である。
おお。なんという割り切り。英雄的な勇気は空虚なものとして退けてるのカッコイイ。
で、勇気はどうすれば鍛えられるか、というと
- 「自分が決めたことを成し遂げる」こと
- 「勇気は自信から生じる」もの
- 勇気というのは自信を積むことによって増進されるもの
- 《自分が決めたことの遂行》を重ねることよって《自信の堆積》ができ、その強い自信に支えられて勇気が力を増していく
自分の決めたことの遂行には、根本において無理のない、必ず成功の見通しが立てられるように設定するといいようだ。 出来そうもないことを掲げて失敗して、自信を失ってると自信を積むことが出来ないから。
というわけで勇気の鍛え方でした。
成功体験を何度も繰り返して当たり前にする、という手法はあちことで散見されますけれど昔から言われていることなんですよね。
是非参考にして下さい。
運が味方につく人つかない人―幸田露伴『努力論』を読む (知的生きかた文庫)
- 作者: 幸田露伴,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2001/09
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (6件) を見る